アジアンタムのやさしい葉に癒される

アジアンタムはシダ植物なので、日当たりがいいほうが育ちにくいくらいです。
ずっと室内でも育てられるため、日当たりがいいのか悪いのか、よくわからないキッチンカウンターの片隅にいつもおいて、調理中にも目に留まるようにしています。

盆正月に帰省するときなど、1週間程度の長期で留守にするときには、しっかり水やりした後、鉢皿に満タンの水を貯めて「お留守番、お願いね」と声をかけて出かけます。
何枚か茶色くなった葉が出ることもあるのですが、たいていは何とかお留守番ができます。

アジアンタムはとてもよく水を吸い、いつも水が足りなくなるのではないかと不安になるので、不在にしたくないのですが、遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんへの孫の顔見世のためには致し方ありません。

長期不在の留守番のそのあとは

戻ってきたとき、真っ先に確認する観葉植物の1つです。
水が足りない期間が続くと、端の方から葉がちりちりになっていきます。
入院中の親戚の見舞いもあって戻ってくるのが予定以上に遅くなったとき、

「あーチリチリだあ~」

と子供が一斉に声をあげたことがあります。
本当に、ちりちりでした。一枚もろくな葉っぱが残っていませんでした。

チリチリになった葉っぱを全部取り除いたら、茶色い乾山のような状態になりました。
それでも思いきれなくて、

「捨てたら~?」
「買いなおしたら~?」

という声を無視して水をやっていると、1週間ほどでぽつぽつ芽が出てきて、1か月もしないうちに復活しました。あきらめなくて本当によかったと思います。

アジアンタムが胞子で増えるのは難しい

長期不在の水切れのケース以外にも、アジアンタムの葉が茶色くなることがあります。
一枝全体が固くなるまで成長すると葉の裏の端に胞子が付くようになります。
胞子が付いた葉は茶色く枯れたようになります。

「枯れたと思ったら、胞子がついていたわ」

と茶色くなって取り除いた枝についた葉の裏側の胞子を長男に見せたところ、

「お母さん、繁殖行為を妨害したね」

と諭されました。長男中学生の頃の事です。
よもや息子の口から「繁殖行為」というセリフが飛び出して来ようとは、思いもしませんでした。

そういわれてみると悪いことをしたような気がして、調べてみると、アジアンタムを胞子で増やすのは素人でなくても難しいとのこと。どうせ無理なら、茶色くなっているし、取ればいいじゃんと思っていました。