企業の特性を活かしたCSR活動

CSRとは「企業の社会的責任」と訳され、企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的に社会に貢献する責任のことです。

例えば・・・
地域交流を目的とした活動や、植樹などの環境貢献活動、幅広い人が応募できるコンテストなどを指します。

そして、最近では子供も参加できるCSR活動が増えてきました。
今回は、子供たちを育み支える「企業のCSR活動」を紹介したいと思います。

夢を持つことの素晴らしさを教えてくれる、オリエンタルランドグループのCSR事業

ディズニー・ドリーマーズ・エクスペリエンス 夢に向かって 参加者募集!

ディズニー・ドリーマーズ・エクスペリエンス 夢に向かって 参加者募集!

©Disney

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子供たちが大好きな「東京ディズニーリゾート」を運営しているオリエンタルランドグループ。

2012年度から開催してきた「夢・感動塾」をリニューアルしたディズニー・ドリーマーズ・エクスペリエンスを年に2回行っています。
これは、東京ディズニーリゾートのキャストとの交流や体験を通して、子供たちが楽しみながら夢について考えるプログラムです。
対象は、小学5年生と6年生で、プログラムの一部では保護者と一緒に過ごす時間も設け、親子で共有できる内容となっています。
体験などを通じて「夢を持つことのすばらしさ」「夢を持ち続けることの大切さ」を体感できます。
参加した子供たちは、「夢にはぼんやりとしたイメージしかなかったけれど、夢にはいろいろな形があり、かなうのだということがわかりました」と話しているといいます。

子供たちにとって憧れの存在であるディズニーリゾートのキャストと一緒に話をしたり、体験活動をできるのはとても貴重な体験になるのではないでしょうか。

特に子供たちが「夢」について具体的に考える機会は、少ないと思います。
小学生の中には、将来のために中学受験を志す子も多いと思いますが、ただ漠然と「良い中学に」という考えではなく、夢について具体的なビジョンを持つことが大切なのかもしれません。

将来の豊かな才能発掘のためにーDeNAが行うプログラミング教育活動

IT業界を牽引するDeNAは、2014年から佐賀県武雄市、DeNA、東洋大学の産官学連携の取り組みとして、公立小学校の1年生に向けたプログラミング教育を実施しています。

小学1年生にプログラミングを教えるの?と驚く人もいらっしゃいますよね。
実施の背景には、急速なITの進化によって、スマートフォンをはじめとする情報端末は生活に欠かせないものになるなかでの、日本の国際競争力の低下があります。
そこで、幼少期の言語教育のひとつとしてプログラミングを学習することで、ITのスペシャリストが育つだけでなく、多様な個性や得意分野を持った子どもたちが育ったときに、様々な分野からITと連携した新しいアイデアやサービス、作品が生まれてくると考えているそうです。

実際、今年の4月に発表された中高生の将来就きたい職業ランキングで、中高生の男子の上位に「ITエンジニア・プログラマー」「ゲームクリエイター」などIT系が占めるほど今の子供たちはITに非常に関心があります。

その他にも出張授業では、インターネットを利用することで、人とつながることの楽しさと、とくに「インターネットとの健全な関わり方」について、より多くの青少年に学んでもらうため、講師が全国の学校に訪問し授業を行っています。

めまぐるしく技術が発展していく現在、豊かな創造力、学習意識を育てるのにうってつけの活動だと思います。

1年生作品「さかなつり」 - YouTube

youtu.be

プログラムに参加した1年生の子供の作品。
プログラミングを学び、実践し、発表するというプロセスを、1年生から体験できるのはうらやましい!

プログラミング教育3年間の軌跡、小学校での成果発表会 | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】

株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】の公式ホームページです。DeNAのサービス、企業情報などをご紹介しています。

科学のチカラで子どもたちに夢と希望を与える!SONYのサイエンスプログラム。

ソニー・サイエンスプログラム - YouTube

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家電製品やカメラ、オーディオやゲームなど、我々の日常に必須の商品を多く生み出し、今なお開発を続けるSONYは、未来を生きる子供たちが、科学の力を応用し、より良い社会づくりに貢献するためのチカラを培うことができるソニー・サイエンスプログラムを行なっています。

ソニーのエンジニアやスタッフが講師となって、ソニー製品やサービスを利用した工作や実験を行い、科学の原理や技術を学ぶ「ワークショップ」や、光と音をエンタテインメントする体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」。
技術を社会の力にする仕事をテーマに、将来について考える「キャリア授業」。
その他、科学に関する「コンテスト」や「実験ショー」など、さまざまな活動を世界各地で展開しています。

最近「リケジョ(理系女子)」という言葉が話題になっていますね。
ひと昔前までは、理系=男子というイメージでした。
しかし今は、リケジョが主人公のドラマが放送されるように、女子も非常に理系に興味を持ち始めています。
子供の思考の幅を広げてあげたい、選択肢を多く持たせたい、と思っているパパママにおすすめです。

Sony Japan | ソニー・サイエンスプログラム

科学のチカラで子どもたちに夢と希望を与える、「ソニーサイエンスプログラム」。活動レポートを紹介します。

食の観点から子供の学びをサポートする、カルピスのCSR事業

カルピス社では、1963年から『カルピス』ひなまつりプレゼントを実施しています。
これは、創業者・三島海雲が子どもたちの健やかな成長を願い、白酒の色に似た「カルピス」で乾杯し、園児たちに楽しいひなまつりを過ごしてほしい、という想いから始まった活動です。
なんだかコンセプトが可愛いですね!
季節の行事や日本の文化を、楽しみながら子供たちに伝えることができる有意義な活動だと思います。

学童期・思春期 | アサヒグループの食育 | アサヒグループホールディングス

学童期・思春期 | アサヒグループの食育 | アサヒグループホールディングス

また、この他にも、小学生に「食育」をテーマにした出張授業や、過去には本社ビルに夏休みの小学生を招いて「『カルピス』こども乳酸菌研究所」を実施しています。
この活動は、株式会社リバネスの運営する教育応援プロジェクト主催の、『教育CSRシンポジウム2014』において、『教育CSR大賞』では部門賞を、『中高生が選ぶ教育CSR活動』では大賞を受賞しています。

教育CSR大賞は、教育応援プロジェクトに参加する企業の先進的な科学教育活動の中から、学校の先生の投票により、「学校で活用したい」「子供にすすめたい」と思うプログラムを選出し、子どもの未来を応援する素晴らしい活動として表彰する制度です。
つまりカルビスのCSR事業は、教育視点からも素晴らしいと評されている活動だど言えます。

カルピス:CSRの取り組み | 7つのピース | 社会にピース

企業活動のすべてを通じて環境活動に取り組み、資源の有効活用など環境に配慮したモノづくりを進めています。

身近なテーマから理科・科学への関心を高める、コニカミノルタホールディングスのCSR事業

複合機や計測機器を作っているコニカミノルタホールディングス。
普段、子供たちには馴染みのない会社ですが、2012年から新入社員が講師となり、学校現場に出向き授業を行なう「出前授業」を実施しています。
テーマは「コピー機の仕組み」。確かに子供たちは興味を持ちそうなテーマ!

近年社会的に懸念されている「理科離れ」への対策として、また、キャリア教育の一環としても、地域社会や教育現場からのニーズが高い活動です。普段接している先生とは違った視点から、科学を生業としている企業人に授業を受けることで、子供たちの理科・科学への関心を高めることを狙いとしています。

対象に合わせてプログラムをカスタマイズするため、理科に興味がない人も気軽に参加できる取り組みではないでしょうか。
普段接することのない人と活動することで、新たな考えや視野が広がり、学習意識が刺激されるはずです。

この取り組みも、2012年に「教育CSR賞」部門賞を、企業による次世代教育活動を応援する「教育応援グランプリ2016」で金賞を受賞しています。

コニカミノルタの「出前授業」 - 学術、研究、教育の支援 - 社会貢献活動 | コニカミノルタ

コニカミノルタの出前授業は理科離れの歯止めだけでなく、次世代の人材育成も目指しています。理科の面白さを伝える授業以外に、2013年からはSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)指定校向けの授業も開発し、展開を広げています。

まとめ

このように、多くの企業が子供たちの学びと心の育成をサポートするべく、CSR活動に力を入れています。
小さいうちから、子供たちに社会との結びつきを感じさせるのも大切なことですよね。
そう言った意味では、企業のCSRプログラムに参加するのは、うってつけかもしれません。
ぜひ子供が喜ぶプログラムを探して、参加させてあげてください。