可愛すぎる私の姑さん

私の姑さんは娘一人と息子二人を持つ、とっても可愛い人です。
私は彼女のことを「マミー」と呼んでいて、マミーは私のことを「ミー」と名前の頭文字を伸ばす形で呼んでくれていて、先に言ってしまいますが、私たち仲良しです。
出会って9年、一緒に住んでもうすぐ1年です。

私を実の娘のように可愛がってくれるマミー59歳♡ 5人の孫がいます。

私たちの朝は、6時過ぎに起きて廊下を掃くところから始まります。
マミーは「姑(しゅうとめ)さん」なのでゆっくり寝て、家事はお嫁さんに任せてもいいのに、放っておくと何でもやってしまうので、マミーに掃き掃除をさせないように、起きたらとりあえずほうきを取りに行くぐらい。
毎朝会った時、目上の人には「バイティ」と言って頭を深く下げて挨拶するのですが(ネワール民族の風習)、マミーとはだいたい「バイティ」→「グッモーニン」→ハグの「ネ洋折衷」な挨拶をしています。

マミーとは週に一回ぐらい、朝7時半ごろに、家から7-8分のバザールに野菜を買いに行きます。
バザールに歩きながら「ミー今日何買う?」と話したりして、だいたい10種類ぐらいの野菜をエコバッグいっぱい買って、二~三回は何かしら爆笑しながら、てくてく歩いて帰ります。

マミーの手料理はめっちゃおいしくて、よく夫が

「昔お母さんの手でご飯を食べさせてくれただけでおいしかった。」

って言ってたな(笑)
※ネパールでは箸やスプーンを持たずに手でご飯を食べるので

私もこっちへ来て、そんなマミーのレシピでネパール料理を習っていて、グルメな夫も「ネパールに来てから料理が上手くなった」と褒めてくれるほど、少しは料理の腕が上がった模様です。

マミーは時代のせいで、幼い頃ほんの数年しか学校に行っていないので、知らないことも多いのですが、ネパール語の他に民族語であるネワール語と、ヒンディーの三つの言語が話せます。すごい!

この前プチトマトに爪楊枝を刺して、太陽が昇って沈むのは地球が自転してるからって話をしたら「へぇー!」ってびっくりしながら聞いていたのですが、最後にマミー

「でもミー、地球は回ってるのにわたしたちはいっつも同じ場所にいるよね。不思議ね。」

って、言うから、抱きしめたくなっちゃいました。
可愛すぎだから!マミー!

私の両親との一枚。
日本にはうちの子供(上の二人)が生まれた時に二度来てくれていて、孫の保育園の行事に参加したり、江の島水族館へ親子遠足にも出かけたり、沖縄にも遊びに行きました。その頃が懐かしい…

家族思いで心が広いマミーは、些細なことでは怒ったりしません。

「マミーごめんなさい、豆のスープ、今日は水入れすぎちゃった…」
「いいのよ。たまにはシャビシャビの豆スープも飲まなきゃ」

マ、マミー…(笑)

「ロティ(ナンのようなもの)焦がしちゃった…」
「いいのよミー。たまには焦げたのも食べなきゃ」

いつも慈愛に満ちた笑みで許してくれます。
決して失敗を否定しないマミー(涙)

あとグラスなんかを落として割れちゃったときには、いつも「あー割れちゃった~」と言って笑ってます。「これの寿命が来たのよ。新しいグラスが来る(買える)わ。ハハハハ」と、微塵の後悔の念もなく快活に笑うマミー。
最近も朝6時過ぎに掃き掃除をしようとしてキッチンに入ると、すでにほうきを持って掃き掃除をしていたマミーが私に気付きダイニングテーブルの下にサッと隠れたので、背中の方から回って覗き込むと「ミーが来たから隠れてたのー」と笑って見せてました。

どんだけお茶目なのマミー!

もちろん人間同士なので良い時ばかりではなくて、
本当にたまにだけど、マミーだっていきなり不機嫌でブスっとしてる時もあるし、私がイラッとするときもあればむかつくことだってあります(笑)
でもどんなに怒っていても、翌朝にはケロッとまた普段のマミーに戻っていて、バイティ・グッモーニン・ハグの日常に戻ります。

環境的な不便も少なくはない異国で、私が義理の家族との同居生活をやっていけているのは、夫よりもむしろ、よく聞く「お姑さん像」とはかけ離れた、働き者で超ピュアでちょっと天然でとびきりキュートなマミーのお陰だと思っています。
夫が16年も異国(日本)にいた間、親孝行できなかった分、今こうして一緒に暮らすしばらくの間でも、たくさん親孝行したいなぁと、ここに書きながら自分に言い聞かせる次第です。