夏休みで成長する子供の心を描いた、海外作家による絵本2選!

ひみつの冒険をしよう!『ふたりだけのとっておきのいちにち』

ふたりだけのとっておきのいちにち|絵本ナビ

ふたりだけのとっておきのいちにち|絵本ナビ

毎年夏になると、リンの住む海辺の町にロビーがやってきます。
二人にはひみつの島をつくるという計画がありました。
船の帆を使ってテントを作ったり、海藻を運んできてジャングルに見たてたり、二人は毎日楽しく過ごします。

そんな楽しい時間もあと残り1日となりました。

「ずっとずっと、いられたらいいのにね」

ずっと一緒に毎日遊んでいたい。
離れたくない二人は、夜中に家を抜け出して、船に乗り込みます。
ところが、二人が船の中で眠っているうちに潮が満ちて、ボートは港の外へ出てしまいました。
夜の海をボートはぐんぐん進んで、とある島にたどり着きます。

さて、この島はどんな島でしょう。
二人のひみつの冒険が始まります。

子供の頃、夏休みに遊びに行った先で友達ができて離れがたくなって、ずっとこのままいられたらいいのに、と思ったこと、ありませんか?
そんな夏休みの子供の気持ちを思い出せる素敵な絵本です。
絵本ですが、文章の分量が多めですので、かなり読み応えがあります。
かわいいイラストにも注目です!

ふたりだけのとっておきのいちにち | ヘレン ダンモア, レベッカ コッブ, Helen Dunmore, Rebecca Cobb, 三辺 律子

リンのすむ海辺の町に、毎年夏になるとロビーがやってきます。やがておわかれの日がきますが、はなれたくないふたりは、こっそり赤い帆のボート「アイランダー号」にもぐりこみます。いつのまにかねむってしまったふたりを乗せ、ひとりでにうごきだしたアイランダー号。ボートがたどりついた先は?そこで2人がすごした時間は…?ケイト・グリーナウェイ賞候補作品。

夏休みに自分の国を作る!?『ウエズレーの国』

http://blogs.yahoo.co.jp/cccka2020/10267573.html

ウエズレーは他の子とはちょっと違った風変わりな男の子。みんなと同じでないことでいじめられて、友達もいません。ウエズレーはいつもこんなことを考えていました。

「じぶんだけの、かっこいいかくれ家があったらなあ」

そして夏休み前のある日、ウエズレーは「自分の文明をつくる」という自由研究をやることを思いつきます。

翌日から、ウエズレーは自宅の庭を耕して植物を育て始めます。
植物の実は食べて、皮は乾かしてコップに、茎からは繊維をとって帽子や洋服を作りました。日時計を作れば腕時計も必要ありません。

ウエズレーはこの自分の庭のことを「ウエズランディア」(ウエズレーの国)と名付けて、やがて自分の国の言葉「ウエズレー語」まで作ります。

ウエズレーはいじめられても自分を曲げることをしない子。
それどころか、どんどん自分らしさを追求していって、ついに自分の国を作り上げてしまいます。
誰もやっていないことをやる、とか、完全にオリジナルなものを作る、というのは言うのは簡単ですが、実際はとても難しいこと。
「自分らしさ」や「個性」「オリジナリティ」というのは、ウエズレーのように自分が自分であることを大切にすることで、にじみ出てくるものなのかもしれません。

ウエズレーの国 | ポール・フライシュマン, ケビン・ホークス, Paul Fleischman, Kevin Hauks, 千葉 茂樹

仲間はずれにされていた少年が、夏休みの自由研究に「自分だけの文明」をつくりだすという壮大な物語。自分だけの作物を育て、自分だけの服を作り、「遊び」を考えだし、「文字」まで発明する。