こだわりのシーラカンス展示

様々なバリエーションのシーラカンスがいます

2Fにあがると、シーラカンスのおじさんキャラクターが我々を迎えてくれました。
このシーラカンスおじさんがゴニョゴニョしゃべってたので、記念撮影をしようカメラを構えたタイミングで、目を閉じて寝ちゃった(笑)
ディズニーランドのスプラッシュマウンテンにいる、フクロウおじさんいるじゃないですか。あれ思い出しました。

最初に出会えるのは、シーラカンスの剥製。
ディスプレイのクオリティが高い!

シーラカンスが出現したのは、恐竜がいたジュラ紀よりもさらに前の『デボン紀』という時代だそうです。
時間にして3億5000万年前!もはや想像すらできない!

こちらはさらに貴重なシーラカンスの冷凍保存
ライトアップがすごい!
死んでしまった後とはいえ、シーラカンス史上、もっとも派手に照らされた個体なのは間違い無いでしょう。
冷凍保存だけあって、硬い鱗や質感や、かっこいいフォルムが、リアルに伝わってきます。

シーラカンスには背骨が無く、かわりに一本の管のようなものが頭から尾ビレまで通っています。この管は、油のような流動体で満たされていて、それがシーラカンスの体のバランスを取っていると思われます。
シーラカンスという名前は、ギリシャ語で「空っぽの骨」という意味なんですって。なんか詩的な名前。

別エリアに貼ってあった、スタッフさんが描かれたと思われる漫画。
シーラカンスが長い間生き延びたのは、食用として適していなかった点もあるようです。
食べた人の感想が

「歯ブラシを食べてる感じ」

だって。
すげえ表現だな、歯ブラシって(笑)

深海魚の生態や水族館の試みがわかる展示エリア

2Fにはシーラカンス以外にも、多くの深海魚が展示されています。
1Fの直感的な展示に比べて、深海生物の生態について、また水族館の試みなどを詳しく紹介しているエリアが多いです。
感心したのは、それぞれのポップがかなり作り込まれていて、見応えがあったこと。
難解な言葉を用いず、工作品や絵を用いて、子どもたちが親しみやすい工夫がされていましたよ。

5歳の末っ子はまだ休憩中(笑)

上の子2人は、手書きで作られたポップや、黒板のイラストにも興味しんしん。
学生たちの研究発表やレポートの書き方の参考にもなりますよね。

ちなみに何を隠そう、
この沼津港深海水族館訪問の一番の目的は、4年生の長男の自由研究のレポート作成ためなのです。
クレイジージャーニーの石垣さんが登場する放送回を見て、深海生物に興味を持った息子に、どうしてもこの水族館に行きたいと頼まれたので、お父さん、頑張ってお父さんしました。

飼育員の今後の課題。
いいですね。
こういう現場の人たち、裏方の人たちの思いを知れるのは、とても大切だと思うんですよね。
彼らが一貫して我々に伝えることは、

「自分たちも試行錯誤中」

ということです。
まだその多くが謎につつまれている深海世界を、多くの人に伝えるために、彼らも日々研究中。
深海生物がどんな餌を食べるのかという点をみても、手探りで試しながら、彼らなりのノウハウを蓄積していってるんですね。この水族館を通じて、その過程を我々が一緒に共有できていると言えます。
研究が実を結び、彼らの目指す深海生物の繁殖、長期飼育が安定することを願っています!

最後に見たのは、驚異的な生命力を誇るダイオウグソクムシ
こちらも人気の深海生物のようで、水槽の前には多くの人がいました。

この記事の冒頭にも書いたんですが、
この水族館は順路がなく、フリーレイアウトなんですね。どこからでも見始められる。
僕が考えた理由として、深海生物の入れ替わりがすごいという点です。

漁の期間が9月〜5月までと定められているうえに、飼育が難しい深海生物。
いま展示されている、深海生物がずっといるとは限らないです。
反対に、明日世界初の深海生物がデビューする可能性もある。
なので来訪したお客さんに、水族館側が考えた順路ではなく、自分が好きな生物を好きなだけ見てもらおうというコンセプトなのでは、と感じました。

イルカやアシカがショーをする水族館とは違い、とてもコンパクトな建物です。
しかし、深海という馴染みのうすい世界を、多くの人に届けたいという、想いのつまった施設だなと思いました。

行くたびに変化する水族館。
行くたびに発見がある水族館。

いいじゃないですか!
もっともっと多くの人に、驚きと喜びを与えて欲しいと思います。

90分ほどで水族館鑑賞を終えて、さあ待ちに待った昼食です!