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20代の頃、西新宿で合コンをやりました。
女の子たちが一次会で帰るということで、最後の説得を試みるために新宿駅まで歩いて送ることにしたんです。
しかし、我々の説得も虚しく響き、女の子たちがスタスタと新宿方面に歩く中で、僕の友人(男)が何を思ったのか、突如歩道の脇にあった小さい噴水に、体ごと投げ出してダイブしたんです。

ズブ濡れになって、特に面白いパフォーマンスをすることもなく、無言で這い上がってきた友人に、当然女子はドン引きしました。
全身から水をビチャビチャとたらしながら歩いた友人は「何も覚えていない」とその時のことを振り返りますが、僕はただ一つ、女子の一人が、

「…ザリガニくさっ…」

っと呟いたことを鮮明に記憶しています。
確かにあの日、水浸しの友人の体からは、ザリガニの臭いがしていたのです。

ザリガニは臭い

ザリガニは臭い。
ほとんどの人はそう言うでしょう。
息子が夏祭りでゲットしたというザリガニが入ったプラケースを見て、僕も最初に抱いた感想は、

(臭そう…)

でした。
プラケースの水もよどんでいるし、食いかけのさきイカが漂ってるしさあ。
その後、その三匹を飼いましたが、飼育というほど手をかけたわけではないので、共食いで二匹が傷つき倒れ、残った一匹も水槽から脱出した後、死にました。

その三匹の死を、
子どもたちがひどく悲しんだんですね。

友達に食べられてかわいそう、
水から出ちゃって息できなくてかわいそう、
子供たちがザリガニを偲べば偲ぶほど、生命を疎かにしてしまった自分が責められている気になります。

https://www.youtube.com

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僕も子供の頃は、ザリガニをたくさん獲っていたんですよね。
今みたいにイカをたらして釣るといった生ぬるい手法ではなく、田んぼや沼にいって目ぼしい穴を見つけたら、ヒジまでズボッ!と腕を入れて、ザリガニをつかみ取りするワイルドスタイルでした。

ただ思い出して見れば、獲るところまでが楽しさのピークで、その後の飼育に関してはまったく記憶がありません。
適当にバケツに置いといて、汚れて臭くなって、いつの間にか死んでる。
子供とはいえ、ずいぶん無責任なことをしていたもんです。

ということで、今回私は、
子供たちのために、
無慈悲に殺してしまった過去のザリガニのために、
そしてあの日ダイブした友人のために、
全力を尽くしてザリガニを飼育すると決意しました!!