「ちょっとできるようになると、それをつかって、できないやつをばかにするなんて、最低のことだ。」

ますます仲を深める二匹。
そして驚くことに、イッパイアッテナが人間の字(日本語)を読み書きできることが判明します。なんなんだこの猫!

学級文庫にしのびこんで本を読んだり、砂場で字を書いて勉強を続けるうちに、とうとうルドルフも字が書けるようになりました。
友だちのブッチーに人間の字を勉強していることをからかわれましたが、ブッチーが読めないことをいいことに、ブッチーをディスる文字を砂場に書くルドルフ!まあまあ根性悪い!

しかしそんなルドルフを、またまたイッパイアッテナが教育します。

「それからな、ルド。おまえ、このあいだの夜、字が読めないブッチーをからかっていただろう。ああいうことをしてはいけない。おれは、ああいうことをさせるために、おまえに字を教えたんじゃないからな。ちょっとできるようになると、それをつかって、できないやつをばかにするなんて、最低のねこのすることだ。教養のあるねこのやるこっちゃねえ。」

心当たりはないですか?
僕は妻に対して「こんなことも知らねえのか」と言ってしまうことが多々あり、その度に険悪な雰囲気になります。自分では意識していないのですが、おそらく言動として染み付いてしまっているんでしょうね。なんの得にもなりゃしないのに。
まあその腹いせに、洗濯物の干し方や、食器の洗い方など「こんなこともできねえのかよ」って目でしょっちゅう見られているから、おあいこですけどね!!

そんな優越感に、なんの価値も無いってことをイッパイアッテナは教えてくれます。
彼が口にする教養というのは、知識の他にも、心の持ち方を指す言葉でもあるようです。

映画『ルドルフとイッパイアッテナ』公式サイト

映画『ルドルフとイッパイアッテナ』公式サイト