「護身術っていうのは、自分の身を守るときにしか使っちゃならねえんだ」

ルドルフの岐阜への出発が迫ったある日、
ブッチーがイッパイアッテナに護身術を習いたいというやりとりがありました。
護身術というのは、ケンカと何が違うのさ、というルドルフの問いに対して、

「つまりだな、護身術もけんかのやりかたも、やることはいっしょだ。だがな、なんというか、その、つまり、精神がちがうってことだ。護身術っていうのは、自分の身を守るときにしか、使っちゃならねえんだ。そうだ、ブッチー、おめえも、そのへんのところを、よくこころえといてもらわねえとこまるぜ」

と答えるイッパイアッテナ。

自分から人を傷つけてはいけない。
ただし、自分や大切な人を守る力を持たなくてはいけない。

子供たちにはこの感覚を、なるべく小さいときに教えてあげたいと、切に思います。
有意義な学校生活を送るためにも、
大人になって社会や国政情勢を知り、それについての考えを己が導き出せるためにも、自ら人を傷つけてはいけないという真理をわかってもらいたい。
イッパイアッテナの言葉は、子供をフィルターにして、大人にも刺さります。