ヒロイン役は有村架純さん!

2017年4月3日から放送される『ひよっこ』のヒロイン役は、有村架純さん。
『あまちゃん』での好演も記憶に新しいまま、今回はヒロインとして朝ドラに戻ってきました。
有村さんが演じるのは、高度成長期に茨城の農家から東京に集団就職する、いわゆる『金の卵』と呼ばれた世代の若者です。

上野駅(集団就職) | 写真展 東京の半世紀 -定点観測者としての通信社- 主催|公益財団法人 新聞通信調査会

上野駅(集団就職) | 写真展 東京の半世紀 -定点観測者としての通信社- 主催|公益財団法人 新聞通信調査会

2016年現在、就職率は徐々に回復傾向にあるものの、いまだ就職難は継続中です。
自らが希望する職種や企業に就職するには、多くのライバルたちの競争に勝たなくてはならず、そこに向けての準備に多くの若者たちが頭を悩ませていることでしょう。

東京で就職したものの、低賃金と過酷な労働という現実が立ちはだかり、何度も挫けそうになりながらも、強く自分の生きる道を探していくヒロインの姿は、今の若者たちにもきっと通じるものがあるはずです。

金の卵たちの苦悩

『ひよっこ』で描かれる日本、特に都市部では働き手不足が深刻で、その解決策として行われたのが、農村出身の若者たちの「集団就職」だったのです。
反対に、地方では就職先がなく、子どもたちに経済的に自立してもらいたいという地方の家庭の事情もあり、たくさんの若者たちが都市部に送り出されました。

かくして夢と希望を胸に抱いて上京した若者たちでしたが、理想とは裏腹に、その多くが苦しむことになります。
就職先のほとんどが中小企業や零細企業だったこともあり、過酷な雇用条件や作業環境に悩み、両立していた学業も途中で放り出さざるを得ない状況に陥ります。

井沢八郎 「あゝ上野駅」 - YouTube

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集団就職した若者たちの気持ちを反映した、井沢八郎さんの「あゝ上野駅」です。

上野は俺らの心の駅だ
お店の仕事は辛いけど
胸にゃでっかい夢がある

上野駅は東北や上信越からの終着駅であり、若者たちと故郷をつなぐ駅でした。
極めて前向きなこの曲の歌詞からも、当時の世相をひしひしと感じとることができます。