地形を活かして築かれた鉢形城

関越自動車道「花園」ICから15分ほど。
特に渋滞もなく、鉢形城公園に着きました。
電車でアクセスする場合は、東武東上線の「寄居」駅が最寄りです。鉢形城だけに「鉢形駅」が近いと思いがちですが、寄居駅が近いですし、バスも出ています。

鉢形城・笹曲輪

公園の入り口には石碑が。
ちなみにここはお城でいうと笹曲輪にあたるのですが、それなりに交通量のある道路に面しているため、車を停車することができません。一旦公園の中腹にある駐車場に止めて、降りてきて撮りました。

鉢形城・石垣

城攻め開始じゃあーーーーー!

当時は石垣が築かれていたところを駆け上がる子どもたち。この日最初に訪れた川越城からの車中はぐっすりと眠っていましたが、休息が取れたからか、テンションも戻っているようです。

整備された本丸御殿を歩いただけの川越城と違って、鉢形城は土や草がむき出しの平山城です。子供たちを連れて行くときはスニーカーやトレッキングシューズが必須だと感じました。
幸いこの日はスニーカーだったんですが、もう少し動きやすい服を着させてあげればよかったです。基本的に城巡りは歩いたり登ったりするので、動きやすい服装マスト!ということで。

鉢形城歴史館

鉢形城・鉢形城歴史館

広大な敷地をあてどなく歩くのは効率が悪いと思ったので、まずは鉢形城歴史館で予備知識を入れることにしました。

日本100名城スタンプ帳

きれいな建物です。
100名城のスタンプも、この受付でゲット。その他にも2〜3種類のスタンプがあったので、そちらも合わせてゲットしておきました。北条家スタンプが地味にカッコいい。

自作した100名城のスタンプ帳は、このように他のスタンプが用意されているときに大活躍してくれます。

鉢形城・鉢形城歴史館

写真撮影を許可してもらったのはこの位置からだけだったので、詳しくはお見せできませんが、館内の展示物はとても興味深いもので、なかでも鉢形城を擬似ツアーできるアトラクションは、とても見応えがあります。

「虎口(こぐち)って何?」
「馬出(うまだし)って何?」
「曲輪(くるわ)って何?」

城郭についての基礎知識を丁寧に説明してくれるので、長男も聞き入っていました。僕も知らないことが多く、勉強になりました。こうやって城について少しずつ詳しくなっていくことで、ますますお城巡りが有意義になっていくのですね。

三の曲輪の虎口・四脚門

鉢形城

歴史館をあとにして、本格的に鉢形城探索開始。
当時の城造りの起伏を残した広い敷地が、なんとも言えない開放感をくれます。
こうなると子どもたちは当然、

鉢形城

ひたすら走りまわります。

戻ってこいと言っても、なかなか戻ってきません。
いつもの公園とはまた違った風景なので、走り出したくなる気持ちもわかります。むしろ健全な証拠だと思って、子どもたちの気がすむまで遊ばせました。

上杉家の内紛で奪い合われることになった鉢形城。のちに台頭した小田原北条家が河越夜戦の勝利によって、武蔵国の覇権を確立し、北条氏康の四男・北条氏邦が城主となった後は、この鉢形城が北条家の北関東の拠点になったと言われています。

鉢形城・三の曲輪・四脚門

子どもたちが一向に走るのをやめないので、

「あそこに見える門がゴールだよ!」

と、うまい具合に三の曲輪の虎口まで誘導しました。
写真の左手には、虎口を守るように馬出(うまだし)のスペースがあります。

鉢形城・四脚門

しっかりと復元整備された四脚門です。
鉢形城に現存する遺構や復元物のなかでは、とりわけ存在感がありますね。

鉢形城・石積土塁

四脚門をくぐり三の曲輪に入ると、これまたしっかりと復元整備された石積土塁が見えます。
要害を考えられた曲輪の配置や、虎口と馬出しの数など、さすがは武田信玄や上杉謙信をも跳ね除けてきた鉢形城。連郭式平山城の遺構は、いまなおその屈強な城の姿を思い出させてくれます。

さあ、本丸に攻め上がりましょう!