男の子にピアノを習わせるご両親へ

例外なく1日30分以上隣に座る

ほとんどの場合、教室でのレッスンは週1回だと思います。
断言しますが、週1回のレッスンだけを長い間続けても、まったく弾けるようになりません。
教室よりも、毎日の家でのレッスンがはるかに大事です。
教室で先生に習ったことや宿題を、家で繰り返し練習する必要があります。
つまり、子供たちの練習が滞りなく行われるよう、パパママにも忍耐力と持続力が必要なのです。

私の場合は毎日30分間の練習だったんですが、母親が隣に座って30分間びくともしませんでした。
すでに母親より弾けるようになっていたので、とくに教わることはなかったのですが、隣の威圧感がすごくて、途中で止めたいというお願いすらできません。僕と妹が順番に練習したので、母親は合計1時間を、毎日僕ら兄妹のピアノの練習に割いていたことになります。

しかしこのぐらい徹底しないと、子供は間違いなくサボります。
これは我が子の練習を見ながら、痛感しています。
僕と妻が練習に付き添ってやる時間が少なく、教室で出された課題をさせてみても、なんとなくダラダラ弾いてるだけで、気がつけばピアノの椅子に座って本を読んでるってときもあります。
また言われなければピアノの練習をしないので、僕らが気づかない場合、練習をしないで「しめしめ」みたいな表情で1日をやり過ごす場合もしばしば。
子供にピアノをやらせるならば、自分も習い事をはじめるつもりで、子供に付き合ってください。

可能であればアップライトのピアノを

先に言いますが、これは必須な条件ではありません。
アップライトピアノは高い買い物になりますし、スペースの問題で家に置けない場合もあるでしょう。
しかしどうしても電子ピアノとピアノでは、鍵盤のタッチに差が出ます。
電子ピアノでは容易に出せた音が、ピアノでは出せないというケースは往々にしてあります。またピアノの前に座る重厚感は、電子ピアノでは味わいにくいです。
最近は性能の良い電子ピアノもたくさん発売されていますが、それを購入するとなると、それこそアップライトピアノが買えるぐらいの金額になってしまうんですよね。
グランドピアノが置けるというご家庭は、言わずもがな。音色が圧倒的に違います。

うちは物心着いた時には家にアップライトピアノがありました。
父親が出張で留守の間に、母親が独断で購入したんだそうです(笑)なかなか無茶をする母親ですが、僕がエレクトーンを始めた時も数十万するエレクトーンを購入してくれました。
けっして裕福な家ではなく、家も狭いもんでしたが、そんな狭い家にピアノとエレクトーンが一台ずつあるって、今考えたらなかなか異様な光景です(笑)

ただその二台を見るたびに、無意識に親の覚悟を感じていたんでしょうね。家での練習もそんなにサボらず、教室に通わなくなってからも、暇があれば触っていました。
エレクトーンはどこかの学校に寄付したんだったかな…記憶が曖昧です。ピアノは僕が結婚してからも実家においてあり、数年前に惜しまれながらも処分されました。

ピアノ教室の話

うちの息子はヤマハ音楽教室に通っていて、小学生になると同時に個人教室に移りました。
実はこの個人ピアノ教室、私が30年前に通っていたピアノ教室なんです!
30年前に僕と妹が通っていたピアノ教室に、今は僕の息子と娘が通っている。そう考えると言葉では表せないぐらいに感慨深いですし、なにより30年間ピアノ教室を続けている先生がすごい!

個人のピアノ教室といっても、いろんなスタイルがあると思うんですね。
子供に対しても厳格に教える教室もあれば、子供たちがピアノを楽しめるように教える教室など、様々です。
技術的なことは割愛しますが、教室選びで一番大事なのは「先生の柔軟性」だと考えています。
子供がピアノを習うことについて、親がどれぐらいのビジョンをもっているのかを把握し、子供の性格や実力を考慮しながら、最も適したレッスンを行ってくれる教室、というのが理想だと思います。
自分の指導方針についてこれない子供たちについて、つい苛立ち、子供に無言のプレッシャーを与えている先生たちも意外と多いんですよ。僕が聞いた話だと。

また発表会には積極的に参加しましょう!
子供とはいえ恥はかきたくないので、頑張って練習します(笑)

ピアノ男子よ!頑張って続けよう!

子供に力がついてピアノを弾くことが楽しくなるまでは、とにかく親のバックアップが不可欠です。
親がピアノを弾ける必要はありませんよ。ただ隣で子供たちのレッスンを見てあげてください。隣に座るのが難しくても、しっかり練習時間をカウントして、親がレッスンに関与していることを子供に伝えてあげて欲しいのです。
特に男の子の場合、他にやりたいことがたくさんあるでしょう。
ちゃんと子供によりそって、一緒に習い事を続けさせてあげてくださいね。

もちろん、自分の家庭にあった練習方法を見つけてもらえるのが一番です。
例えば、親に見てたら伸び伸び弾けない、って子供もいるでしょうし、中には放っておいても1時間以上練習しちゃって、逆に心配!って子供もいるでしょうし、あくまでも僕がお伝えした内容は、一般論としてお聞きください。
子供には自分で練習する習慣をつけさなければいけない、という意見についても一理あると思います。
ただし子供はそんなに甘くないですが!

ピアノが弾けるって、素晴らしいことです。
僕も明日から野球中継をみたい気持ちをぐっとこらえて、スパルタ開始!