基調講演「タブレットの使い方〜初心にかえる」

お昼の休憩を挟み、
中邑先生の講演「タブレットの使い方〜初心にかえる」が開かれました。
先生は、来年度で7回目を迎える魔法のプロジェクトが、停滞することなく、新鮮さをもって推進されていくためには、特別支援に携わる人々が、日々の中で新たなチャレンジ(非日常の体験)をすることの重要性を説きます。
そしてタブレットが目の前の対象児童のためだけのものでなく、特別支援教育と通常教育を繋ぐツールにならなくてはいけないと、強調されました。

東京大学先端科学技術研究センター・巖淵守准教授も登壇し、日本科学未来館に常設紹介されているパーソナルモビリティ「UNI-CUB」を例に挙げ、今後タブレットが説明書がなくても直感的に操作できるツールとして成熟していく必要があると、問題提起しました。

文部科学省・分藤賢之特別支援教育調査官は、来賓挨拶の中で「魔法のプロジェクト」がいつまでも長く続くプロジェクトとして、これからも歩みを止めないでほしいという、強いメッセージを贈りました。

続いて、2015年度「魔法のティーチャー」に認定された先生方が表彰されました。
中にはこの日の実践報告が評価され、急遽認定された先生も!

優良実践事例発表

6校の先生が登壇した優良実践事例発表では、
指導がけっして一方的にならないように、児童の自発性が発揮される糸口として、ICT機器が上手く活用されている事例が多く報告され、プロジェクト全般を通じて、より先生と児童が心を通わせている姿を感じ取れました。

午前の部に行われた実践報告も含め、この日のすべての報告に共通していたのは、ICT教育が、直接的な知力向上はもちろんのこと、児童の知的好奇心や行動意欲を高め、児童の学習や生活のモチベーションに繋がっているということです。
また、ICT教育だからといってデジタルツールに固執することなく、紙に字を書いたり絵を描くといった、アナログな動きも大切にしている点も印象的でした。

そして最も大事なことは、
支援が必要な児童への教育・指導が効果的になるということではなく、ICT教育によって育成された児童たちが、どうやって社会進出するかという点です。
つまり、ICT教育が一過性のものではなく、児童たちが社会で仕事をすることに貢献しなくてはならず、そのためには教育現場も、そしてそれを受け入れる社会も、変化しながら理解を深めなくてはなりません。
この日の実践事例報告会は、そういったことを強く感じさせてくれる、とても有意義な報告会でした。

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