JR東日本が新サービス「まもレール」を発表

東日本旅客鉄道株式会社(以下:JR 東日本)と、セントラル警備保障株式会社(以下:CSP)は、JR 東日本グループが推進する子育て支援事業「HAPPY CHILD PROJECT」の一環として、2017年10月1日より、山手線と中央線にてJR東日本が新サービス「まもレール」を開始します。
それに伴い、9月7日にまもレールのプレス向け発表会が行われました。

「まもレール」ってなに?

新サービス「まもレール」は、子供を「守れる」と鉄道には欠かせない「レール」をかけた造語であり、お子さんが使う交通系ICカード(SuicaやPASMO)の情報が親にメールで送られてくるサービスです。お子さんが改札を通った時間、駅名、さらにカードのチャージ残高まで確認することができます。

JR東日本・CSP各位代表による挨拶

JR東日本 まもレール

発表会は、JR東日本の事業創造本部副本部長である、表輝幸氏の挨拶から始まりました。
今年春に30周年を迎えたJR東日本は、「地域密着」という経営理念の元、20年前から「HAPPY CHILD PROJECT」という子育て支援活動を行なっています。駅型保育園などの子育てサポート施設は現在100カ所にのぼり、来年春までに130カ所まで広げることを目標としているそうです。
そんな子育て支援に力を入れてきたJR東日本が、プロジェクト20周年、Suica発売15周年の、この節目の年に開始するのが、新サービス『まもレール』です。

まもレール

次にCSP代表取締役執行役員社長 鎌田伸一郎氏による挨拶となりました。
JR東日本とCSPが資本業務提携をして20年の節目に、共同で新サービスをスタートさせると説明しており、今回の「まもレール」が様々な節目の年が重なった、1つの集大成なのだと感じました。

「まもレール」がSuicaの第四の機能として付加価値を上げること、又JR東日本が力を入れる子育て支援を通じて、日本の安心安全な鉄道のブランド向上につなげていくこと、これらが今回の新サービスの目標となっているようです。

「まもレール」ができるまでの見守り調査

発表会では、「まもレール」のサービス準備段階で行った子育て見守りに関する調査についても発表されました。

近年では共働きの世帯が増え、高校生のお子さんを持つ家庭での共働き率は約8割にものぼるんだそう…!
そのため、子供を見守れず不安と感じる親御さんは大変多いだろうと考えたCSPは、一番上の子供が電車を利用する首都圏在住の30〜49歳のお母さんを対象に、子育ての見守りに関する調査を行いました。

まもレール

調査では、「子供の安全対策や見守りはしっかりできていますか?」という問いに対し、半数以上のお母さんが十分でないと考えていることが分かりました。
見守りが十分にできていない理由については、「具体的に何をすればいいか分からない」が一番の回答結果となりました。しかし、「見守る必要はないと思っている」という回答はたったの8%。
この調査結果から、お母さん方が「今は十分ではないが、何かしらの見守り対策が必要」と考えていることがわかったのです。
この「何かしらの見守り対策」を提供するために、「まもレール」は誕生しました。

「まもレール」を詳しくご紹介♪

ここで「まもレール」のサービス概要について詳しく触れていきます!

まもレール

「まもレール」では、SuicaやPASMOといった交通系ICカードで対象駅の自動改札を通過すると、上の写真のようにお子さんが改札を通過した時刻、駅名、カードのチャージ残高の三つの情報が、あらかじめ登録したメールアドレスに届きます。
見守りのために特別な端末を持つ必要がないため、シンプルかつ便利なサービスです!

まもレール

保護者の方への通知方法としては、携帯電話などのemailを使った通知JR東日本アプリからの通知の二つから選択することができます。
アプリでは、通過駅やチャージ残高の情報を20件まで確認することができます。

まもレール

「まもレール」の利用料金は、通知先一件にあたり月額500円、兄弟で利用する場合は1000円となります。
また、通知先は子供一人につき2件まで登録可能なため、お父さんお母さん共に「まもレール」の情報を受け取ることができます。近所に住む祖父母のアドレスを登録するのも、いいかもしれません♪
通知先を追加したい場合は、月額500円に月額100円が加算され、合計600円が月額となります。
「まもレール」では、入会費や事務手数料などの初期費用がかからないという点が大きな魅力です!!

まもレール

「まもレール」は、2017年10月1日より、山手線・中央線(東京〜高尾)が通る57駅で利用を開始します。
申し込みは9月13日水曜日より、「まもレール」のオフィシャルサイトにて受付開始です。
来年春までには、首都圏において244駅まで順次拡大を目指すそうです♪

尾木ママによるトークセッション!!

まもレール

今回の発表会では、なんと教育評論家 尾木直樹氏CSP営業本部 三谷誓子氏によるトークセッションも行われました!
トークセッションは、様々な子供の見守りに関する調査を見ながら進められました。

まもレール

こちらは小学生から高校生のお子さんを持つお母さんを対象としたアンケート調査です。
子どもがきちんと電車に乗れたかどうか心配になるお母さんは、全体の約6割を占めるという結果になりました。
また、時間通りに学校や習い事に行っているか心配になるという方も、全体の半数を占めるという結果が出ました。

子供の電車利用を心配する親の心情理由について尾木氏は、塾通いや私立学校への通学など、子供一人の行動範囲が昔と全く異なるが故に生まれる心情であると分析していました。
また、二児の母でもある三谷氏は、小学校では一人で登校しなければならないということにも、強く不安を感じた経験があると答えました。
確かについ最近まで幼稚園に通っていた子を一人で登校させるって…抵抗がありますよね。

まもレール

次に、親が見守りに対して「具体的に何をすればいいか分からない」が一番の回答結果となった理由について、尾木氏は近年増加傾向の共働き家庭では子供の見守りに限度があり、その限度内で安全確認を行うことに難しさを感じるからではないかと話していました。

また、その安全確認を過度に行う過干渉も、子供の成長を妨げると説明していました。
例えば、親の連絡に気づかないほど夢中になるものがあった時、心配して必要以上に電話したり、帰宅後連絡に出なかったことを叱るのは、子供の自立性を損なわせるだけでなく、脳の萎縮につながってしまいます。
尾木氏曰く、連絡や帰宅が遅くなった時には「どうしたの?」という子供の状況を優しく聞く一言がとても大事なんだそうです♪

「まもレール」でストレスフリーな見守りを!

まもレール

「まもレール」は、ただの子供の安全確認ツール以外の役割も果たします。
携帯を子供に持たせても、充電が切れてしまったり、友達との遊びに夢中になるあまり親からの連絡を無視してしまうなど、親子間の連絡手段・安全確認にはストレスや不安がつきものです。
JR東日本・CSPは、そんなストレス・不安を軽減する一翼を「まもレール」に担って欲しいと言います。

過干渉にならない。けれども子供をしっかり見守る。
親にとって必要不可欠なこの取り組みを、「まもレール」で実現してみてはいかがでしょうか?