子供の文章力を伸ばす6つのトレーニング

文章力をつけるにはとにかく書くこと。
でも子供の場合は、まずは書くことに対するハードルを下げることと、考える力や物事を知る力をつけることが大切なのではないでしょうか。
文章力をつける6つのトレーニングをご紹介します。

1. 考える練習をしよう

好きなテレビ番組や漫画、本などを見たり読んだりしたら、好き、嫌い、楽しい、つまらない、何でもいいので、何かを感じてみましょう。感想が持てるようになったら、今度はそれがなぜ好きなのか、嫌いなのか、理由を考える練習をします。
自分の好きな物について考える谷川俊太郎さんの『すき好きノート』は考える練習におすすめです。

「いちばんすきな やさいはなにかな
たくさんあっても ひとつだけ
おしえて おしえて えにかいて」

最初は絵で説明してもいいのです。
自分の好きな物は何?どうしてそれが好きなのか?を考えてみることが大事です。

すき好きノート | 谷川 俊太郎, 装画:安野 光雅 | 本 | Amazon.co.jp

詩人・谷川俊太郎さん/装画・安野光雅さん企画の最新刊。
右からよむと、こどものページ。左からよむと、おとなのページ。
子育て世代のお母さんたちへの応援歌。
大好きな人と一緒に、読んで、描いて、世界に1冊しかない本をつくろう!

2. 世の中の出来事を知ろう

ニュースや新聞は子供には難しいですが、子供でも分かりやすく書かれた子供新聞を読んだり、子供にも分りやすいニュース解説番組を見たりして世の中の出来事を知って世界を広げましょう。

朝日学生新聞社 ジュニア朝日

朝日小学生新聞は「毎日届く」「時事ニュースに強い」「すべての漢字にふりがな」「バラエティー豊かな紙面」「親子で楽しめる」のがポイントの小学生向け新聞です。

読売KODOMO新聞 | 読売新聞ご購読案内

1週間のニュースから、政治、経済、社会、国際ニュース、スポーツなどすべての分野をわかりやすくお伝えする、読売KODOMO新聞のご案内です。

テレビ朝日|そうだったのか!学べるニュース

日本人なら今知っておきたいニュースを池上彰が「基礎から応用編まで」わかりやすく解説します!

3. 語彙力をつけよう

語彙力は本を読むことで身につきますが、本を読むのが苦手な子は、絵本や漫画でもいいでしょう。
書かれている内容を理解したいから分からない言葉の意味を調べる、というように子供が自発的に辞書で調べるようになるのが理想です。
受験で作文が必要、という場合は、語彙力を強化するドリルを活用するのもいいかもしれません。できるだけお子さんが興味を持って取り組めるものを探してみてください。

4年生までに身につけたい言葉力1100―低学年~中学年用

読解の基礎となる「言葉の力」が身につくワークの第2弾。「名前の言葉」「動き・様子の言葉」「表現を豊かにする言葉」の3つのジャンルに加え、子どもにとってなじみの薄い「自然とくらしの言葉」もイラストを交えながら紹介。小学校低学年から学習できる。

4. 三行日記を書いてみよう

文章を書く練習をするときに、毎回大作を書く必要はありません。子供に毎回一定のクオリティを求めるのは難しいですし、あまり口を出すとますます文章嫌いになってしまいます。
そこで書く要素を決めて3行だけ書く、という簡単な練習をしてみてはいかがでしょうか。

★3行日記の書き方

今日の出来事を書く《事実》(いつ、どこで〜がありました。いつ、どこで〜をしました。)

それについて自分が思ったこと、感じたこと、考えたことを、できれば理由を交えて書く《考察》(〜だったので〜と思いました。〜と感じました。〜と考えました。)

最後に、読んでいる人に何を伝えたいのかをまとめる。《結論》(だから〜です。〜と分かりました。)

例:

今日、家族みんなで動物園に行きました。
私は、キリンの首が長くてびっくりしました。
動物園は見たことのない動物を見られる面白い場所です。

たった3行でも書く要素を決めて書くと、それなりの作文になります。
これをコツコツ繰り返しているうちに、言いたいことが増えて3行では足りなくなってくるはずです。
《事実》→《考察》→《結論》の構造で文章を書くことが身につけば、読書感想文や小論文も書けるようになるでしょう。

参観日で子供が読んでくれた作文に感動しました | まりぶろぐ

参観日で子供が読んでくれた作文に感動しました | まりぶろぐ

5. 書いたものを読み返す習慣を身につけよう

書いたものは書きっぱなしにせず、何度も読み返しておかしな箇所があれば修正をします。
ここまでを習慣にすると、文章を自分で推敲する力がつきます。最初のうちは他人に添削してもらうのもいいでしょう。

6. 読みたくない文章について考えてみよう

良い文章を書くために、自分が読みたくない文章について考えてみるのもいいかもれません。
正しい言葉づかいで分かりやすく書かなければいけない理由がよく分かります。
下記のような文章はあまり読みたくないですよね。

退屈
内容が薄かったり、読んでも新しい発見がなかったりする文章は退屈です。また、言い方が回りくどく、何が言いたいのか分からない文章も読んでいて疲れます。

ストレスを感じる
誤字脱字が多かったり、文法が間違っていたりすると読んでいてイライラするものです。

独りよがり
自分のことばかり、自分の自慢話ばかりの読者を意識していない文章はあまり読みたくなりません。

悪口・ネガティブ
人の悪口やネガティブなことを書いている文章は読んで気分のいいものではありません。

文章は誰かに読んでもらうもの、という意識を持つことが大切ですね。