大学進学で感じた地方と首都圏の受験に関するギャップ

私が上京した時に地方と首都圏の一番ギャップを感じたことは、受験に関することです。
首都圏出身の子は、ほとんど小学校、中学校受験をしていたのです。
地元鹿児島では、小学校受験をする子がほとんどいませんでした。
ましてや、私立中学校進学者も同級生120人中5人しかいませんでした。
受験は、高校受験からが当たり前だったのです。

小学校、中学校受験していた子のほとんどが、大学附属の小学校、中学校でした。

附属高校まで行けば、成績によっては受験せずに学部を決めることができます。
正直、一浪している私から見ると「ずるいなぁ」と思ってしまいました。

しかし、某名門大学には、小学校からエスカレーターで大学に行ったのはいいものの、まともにアルファベットを読み上げることができない子がいるとも聞いたことがあります。

エスカレーター組の中には頭がいい人がいるのもたしかですが、大学受験のため高校で習ったことを必死で勉強してきた人たちに比べると学の基準が違うのも事実なのかもしれません。

小学校受験の目的とは

子供を私立小学校に通わせたい親の目的は何なのか。

▪️大学進学のため
先述したように、私立小学校の中には、立教、慶應義塾、青山学院、学習院といった内部試験だけで大学まで行ける所が多くあります。
難関大学を子供に目指して欲しいために私立小学校を受験させる親が多いのかもしれません。
また最近、少子化、地方創生の目的の一環として、合格者を減らす大学が増えてきました。
早稲田、立教などの名門校。
大学受験で狭き門を争うよりも、競争率が大学受験と比べ激しくない小学校受験から大学進学を見据えてさせることは賢明なのかもしれません。

▪️学習環境のため
私立小学校には、具体的で徹底したカリキュラムが組まれています。
習熟度別にクラスを分けたり、成績が伸び悩んでいたら補習をしたり、科目ごとに専任の教師がいたりと学習環境は公立に比べたら整っています。
また、中にはしつけを徹底的に教える学校もあり、常識的な善悪の判断を早いうちに身につけることができます。

私立小学校を受験させる目的として、上の2つが多くの家庭で当てはまるかと思います。
小学校受験は、子供の意志というよりも親の意志の方が強いのです。

私立学校に必要な費用について

私立小学校に行かせるにあたって金銭問題は切っても切り離せません。
中には、私立大学よりも学費が高い小学校もあります。
そこで私立小学校の年間授業料をランキングにしてみました。

【私立小学校の年間授業料ランキングTOP10】
・1位:慶應義塾横浜初等部……940,000円
・1位:慶應義塾幼稚舎……940,000円
・3位:関西学院……800,000円
・3位:関西大学……800,000円
・3位:同志社……800,000円
・3位:立命館……800,000円
・7位:玉川学園小学部……785,000円
・8位:追手門学院小学校……759,000円
・9位:青山学院初等部……750,000円
・10位:学習院初等科……720,000円

小学校から高校まで私立に行かせた家庭と小学校から高校まで公立に行かせた家庭では、教育費が最大で計1000万の差がつきます。
小学校受験させる場合、親子での面接や行動観察といった、学力で判断する中学受験以降とは少し違います。
そのため、小学校受験用の塾にも通う必要があるので、入学するまでにもそれなりにお金が必要になります。

今は一般的な家庭でも小学校受験させる所が増えてきましたが、かつて私立小学校を受験する子供の親は、多くが医者や弁護士など高所得世帯でした。
事実かわかりませんが、某名門小学校では、病院の院長や会長の息子で医者になることを至上命令付けされた子が集まるクラス、企業の社長の息子で、将来社長になることが約束された子が集まるクラスという風にわけられていると言われています。

何よりも大切なのは子供たちの意志

小学校受験は、あくまでも選択肢の一つに過ぎません。
「周りの家庭が私立小学校に行くから私たちも!」という風に周りの家庭に影響してはいけません。

恐らく多くの親が難関大学に行かせたいと思っているのは、いい企業に就職してほしいという思いがあるからだと思います。
しかし、就職で問われるのは最終学歴だけで、私立小学校に通っていたことなどあまり役に立ちません。
私立小学校に行かなかったから難関大学に行けないという訳でもありません。
映画「ビリギャル」のように勉強を必死に頑張れば難しいことではありません。

大切なのは、親が子供たちに多くの選択肢を与え、その意志を尊重することだと思います。

最後に・・・

今回は、私立小学校にかかる費用や目的で受験について調べてみました。

受験の目的はバラバラですが、多くの人が大学進学を見据え小学校受験をします。
しかしその反面、公立に比べ授業費は高いです。

受験はその人自身の人生に影響していきます。
家庭の経済状況を考えながら受験をするのかどうか子供と話し合うことが大切だと思います。